Windowsでpipが認識されないときの対処法|python -m pipで確認
『pipは認識されていません』『pip is not recognized』『No module named pip』を区別。PATHを変える前に試す確認コマンドとensurepipの使い方です。
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まず確認すること
最初に python -m pip --version を試します。これが成功するならpip自体は使えます。pip という短いコマンドが見つからない問題と、Pythonにpipがない問題を分けて対処します。
Pythonが起動するかを確認する
PowerShellまたはコマンドプロンプトで、以下を順に実行します。>>> が表示されるPythonの対話画面に入力するコマンドではありません。
ターミナルで一行ずつ実行
python --version
python -m pip --versionpythonコマンド自体が見つからない場合は、pipより先にPythonの導入と参照先を確認します。pyだけが動くなら py -m pip --version でも確認できますが、目的のPythonを指しているか確認してください。
三つの結果を区別する
同じ『pipが使えない』でも修正する場所が違います。
| 結果 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
| python -m pipは成功 | pipは存在する | その形式で必要な操作を行う |
| No module named pip | そのPythonにpipが見つからない | 配布方法を確認し、ensurepip等で導入 |
| pythonも認識されない | Pythonの実行まで到達していない | PATHや実行エイリアスを先に確認 |
pipが使えるならPATH変更は必須ではない
python -m pip は、指定したPythonのpipを使う書き方です。複数のPythonがある環境では、単独のpipコマンドより所属先を意識しやすくなります。
インストールする名前は、使用するアプリの手順で確認します。既存プロジェクトでは、最新版へ一括更新する前に、そのプロジェクトの指定バージョンを優先してください。
pipがない場合はensurepipを確認する
通常のCPythonでensurepipが利用できる場合は、次の操作で同梱のpipを導入・更新できます。インターネットから任意のスクリプトを探して実行する前に、標準の方法を確認します。
目的のPythonにpipを用意して再確認
python -m ensurepip --upgrade
python -m pip --versionensurepip自体も存在しない配布形態や、アプリが内蔵するPythonもあります。その場合はアプリや配布元の案内に従い、別のPython用のファイルを手作業でコピーしないでください。
仮想環境ではその中のPythonを指定する
既にプロジェクトの .venv を作っている場合は、そのPythonを直接指定すれば、有効化できていなくてもpipを確認できます。下のパスは、現在のフォルダーに .venv がある場合のPowerShell用です。
既存の.venvを使う場合
.\.venv\Scripts\python.exe -m pip --version最後にインストール先を確認する
pipの表示にある場所と、実際にプログラムを動かすPythonが一致することを確認します。導入したパッケージをimportできれば、コマンドの認識と実行環境の両方を確認できます。
PATHを直す場合も、古いPythonを含む設定をまとめて削除せず、現在の値を記録します。設定変更後は新しいターミナルを開いて確認してください。
よくある質問
管理者として起動すれば直りますか?
PATHやPythonの所属先が違う問題は、管理者権限にしても解消しません。先にどのPythonを使っているかを確認し、通常の権限で使うプロジェクトの環境に導入します。
参考にした公式資料
操作項目はWindowsやアプリの更新で変わる場合があります。画面が異なるときは公式資料も確認してください。